(後編)ケニア/マサイマラ国立保護区~奇跡の光景“ヌーの川渡り”~

【おすすめ度】★★★★★5
【見れた動物】ヌー、チーター、シマウマ、ライオン、キリンなど。
【ポイント】7月~9月にヌーの川渡りを見ることができる世界的に有名な国立保護区。首都ナイロビ発のツアーなので日本からの短期旅行も可能。
【料金】310$≒33,400円※2泊3日ツアー料金(ガイド、食事、テント、車、入場料、マサイ村入村料
など込)
【アクセス】ナイロビより車で8時間。
※2019年7月


前編(概要、予約方法)についてはこちら↓

(前編)ケニア/マサイマラ国立保護区~ヌーの決死の川渡り~

◆マサイマラ国立保護区へ出発

朝8時、宿の前にお迎えが来ました。

ケニアのサファリカーはワゴンタイプ。

こちらも上部が空く仕様になっています。

今回一緒に行くのはドイツ人ご夫婦、ウガンダ人ご夫婦とその赤ちゃん、僕と友人の計7名。

+ガイド兼ドライバーです。

お目目くりくりの赤ちゃん可愛かったなー。

マサイマラ国立保護区へは300Km、約8時間のドライブです。

ナイロビを抜けて、アフリカらしい道をひたすら行きます。

市場

初日のランチは途中のホテル?のようなとこでブッフェ。

帰りもランチもこの場所になるので、サファリに向かう観光客・サファリを終えた観光客でいっぱいでした。

マサイマラが近づくともう辺りは民家すらありません。

早く動物に会いたいなとドキドキしていましたが、今回のガイド兼ドライバーの運転技術がまぁ下手で、、、

まわりのサファリカーにどんどん抜かされて行きます。

夕方16時頃にひとまずキャンプサイトに到着しました。(キャンプサイトの様子は後述します)

◆マサイマラサファリ1日目

ゲームドライブの時間は日の出から日没まで。

キャンプサイトに荷物を置き早速ゲートへ!

いざ出陣

ガイドが手続きをしている間にマサイ族が車を囲みお土産を売りに来ます。

窓を開けると大変なことになりますのでご注意を(結構高かったです)

一番最初に見かけた動物はこちら!

お久しぶりです
赤ちゃんもいたよ!

はい、シマウマです。

いつでもどこでも出会えます。

とはいえ僕も3年ぶりのシマウマなので気分が上がりました。

やはり大自然に住む動物は良いですね。

この日はヌー、キリン、エランド、インパラ、を見ることができました。

キリンの家族
角の長さは1.2m程にもなるエランド

2時間程しか時間が無かったため、この日はゲート付近を周りました。

◆2日目はヌーを探しに

朝日を見るために朝5時にキャンプサイトを出発しました。

朝日の最中にcircle of life(ライオンキングの主題歌)を流したらみんな感傷的になってしまいました、、、

この日はヌーの川渡りを見るためにマラ川へ向かいます。

マラ川に近づくにつれ増えていくヌー

道中でガイドへ連絡が入ります。

指示通りに向かってみると、サファリカーが70台ほど止まっていました。

なんだー?

その中心にはチーターの家族が!!!

追いかけられたら勝てません

ちょうど狩りを終えたばかりのようで、生々しい弱肉強食の世界が見れました。

あんなに囲まれてのお食事はかわいそうでしたが、、、お邪魔しました。

さらにマラ川方面へ向かうと百獣の王の姿も発見!!!

若い雄

全然こっち向いてくれませんでした、、、

◆ヌーの川渡り

ゾウ、シマウマ、バッファロー、ハイエナなどと遭遇しながらマラ川の畔へ到着しました。

待機中

ここからは我慢比べです。

ヌーを刺激しないように各サファリカーもかなりの距離を取って観察しますが、相手は野生。

少しの違和感も感じ取り、渡るのをためらってしまうことも。

現に、僕と入れ違いにサファリへ向かった方は見れなかったとのことでした。

なるべく物音を出さずにランチボックスを食べながらその時を待ちます。

1時間程経ち、ついにその時が、、、


轟音と雄たけびを上げ、数万匹の群れが一斉に川へ向かいます。

砂ぼこりも凄かった
頑張れ!

崖を上れず足を滑らし怪我をしてしまった赤ちゃんがクロコダイルに狙われていました。

幸いワニが諦めました


これこそがアフリカ。

これこそが野生。

これこそが生きる力。

色々な感情が一度に襲ってくる、凄まじい光景でした。

◆3日目はサイを探しに

ヌーの川渡りの後はすぐに、キャンプサイトへ帰らないといけない時間となりました。

ヌーの川渡りを見れたし、朝日・夕日も綺麗に見れたので、

3日目の朝は少しゆっくりの出発となりました。

この日はナイロビに帰らないと行けないため、再びゲート付近中心にゲームドライブをします。

お目当てはサイ!

僕もまだ見たことなかった動物です。

残念ながらサイに出会えなかったのですが、同じBIG5に一員であるゾウとヒョウ、バッファローに遭遇!

目の前を横切るゾウ
気持ちよさそう
のどかな光景

今回のサファリではサイ以外のBIG5に会うことができました!

お昼前にゲートを出発し、往路と同じ場所でランチを取り、19時頃に宿へ到着。

ガイドへのチップですが、、、

正直言うと今回のガイド兼ドライバーはとても満足できる方では無かったです。

運転が下手、動物を全然探してくれない(僕の方が見つけてました)、スケジュールの段どりが下手などなど、、、

僕も過去サファリ行ってますし、ドイツ人夫婦の奥様も行っていたので、

話し合いの中で渡さなくて良いよねという見解に辿り着きました。

◆キャンプサイト&マサイ村見学

・キャンプサイト

写真を全く取ってなかったので図を作りました。

テント泊とは言いつつも、各テントにシャワーやベットが付いています。

簡易避難所のイメージです。

ベットもふかふか&ホットシャワーも出ますので全く不快感はありません。

ただし蚊が多いため虫よけは必須です。

ゲート外にあるかつ周りも木々に囲まれているため野生動物の姿は見ることができません。

夕食&朝食はしっかりした建物内でポテトやピラウ(アフリカ版チャーハン)などのブッフェでした。

夜は焚火を囲み、チャイを飲みながら、満点の星空の下で談笑して楽しみました。

・マサイ村見学ツアー

10$のオプショナルツアーとしてマサイ村見学ツアーを頼みました!

キャンプサイトから徒歩で向かうことができます。

火起こしを見せてもらったり、マサイ特有のダンスを見ました。

この後一緒に踊りました!

観光客向けの村でしたが、特に物販も押し売りもなく、純粋に楽しめました。

◆まとめ

ヌーの川渡りを見るために超ベストシーズンに向かったマサイマラ国立保護区。

運も良くその姿を目に刻むことができました!

運悪く川渡りが見れなかったとしても、比較的簡単に東アフリカ地域に住む動物をほぼ網羅でき、

料金も安く、タンザニアのサファリよりも動物に近づくことができるため、

初めてのサファリにはおすすめです!

ナイロビでツアーを申し込むこともできますしね。

ケニアとタンザニアのサファリツアーの違いについても近日公開したいと思います!

◇ALL ABOUT AFRICA様に「ケニアとタンザニアのサファリツアーの違い」の記事を寄稿させて頂きました↓

アフリカ好きによるアフリカ総合情報サイト ALL ABOUT AFRICA