少し長くなりますが本記事では、なぜ僕が「動物」そして「旅」に興味を持ったかを紹介していきます。
動物と世界に興味を持った幼少期~高校時代
はっきりいつとは断言できませんが、幼い頃から動物が大好きでした。
<生きもの地球紀行><世界ウルルン滞在記>といったテレビ番組、父が購読していた<ナショナルジオグラフィック>など、動物に触れる機会がたくさんあったからです。
特に影響を受けたのが多摩動物公園。
祖母の家が近く、里帰りのたびに連れて行ってもらいました。
最初は家族全員で、小学校にあがると兄と2人、気付いたら1人と数え切れないほど通いました。
人とは全く違う動物たちの姿・形・行動の虜になったからです。
特に好きになった動物はアフリカゾウ。
「なぜこんなに大きいのだろう」「なぜ鼻が長いのだろう」
そしていつの日からか「サバンナで野生のアフリカゾウを見たい。」という夢ができました。」
学生時代の勉強の中では地理が圧倒的に好きでした。
幼い頃に得た知識が活かせましたし、新しい情報を学ぶことがとても楽しかったです。
この頃から地図上の場所に実際に行く=旅行にも興味を持ちました。
日帰りで遠くに行ってみたり、青春18きっぷで山形・新潟一人旅もしました。
バックパッカーと世界一周を知った大学時代
なんにも考えずにただひたすら楽しいことをしていた、ある意味一番幸せだった時期です。
大学ではEXILEが好きだったこともありダンスサークルに入りました。
僕が言うのもおこがましいですが、そこには変わった人がたくさんおり、バックパッカーとして世界一周をした先輩との出会いがありました。
「バックパッカーって何?」世界一周って何?」
大きなリュック背負って、のらりくらり自由に世界を旅していたという話を聞きました。
凄いという衝撃とともに、「意外と簡単に行けるのでは」と率直に感じたのを今でも覚えています。
この頃になると国内一人旅も何回かしていましたし、地理は大得意、何かの計画も好きでしたので、謎の自信がありました。(今思うと負けず嫌いだっただけかもしれません)
ただ、在学中はサークルの幹部活動もあったほか、お金も無く、そして世界各国を周るということには興味なく、行動には移しませんでした。
そうだアフリカに行こう。
旅行好き、企画好き、地理好きということで旅行会社を第一希望に就職活動し、某大手旅行会社に内定を頂いた大学4年の夏。
幼い頃からの夢を叶えるべく「そうだアフリカに行こう。」と決心しました。
社会人になったら長期で休めないことはわかりきっていたし、この機会を逃したら一生行けない気がしたからです。
行くと決めてからの計画はとても早かったです。
いくつか問題がありましたが、ひとつひとつ着実に乗り越えました。
いきなりの海外一人旅は不安
海外経験はありましたが、海外一人旅経験はありませんでした。
また当時はまったくと言っていいほど英語も話せず、異国の地に踏み入れるにはたくさんの不安要素がありました。
そんな中見つけたのがタンザニアの日本人経営の旅行会社の10日間の農村滞在プログラム。
サファリにも行きたいと相談すると、復路航空券の日程変更をすることで、プログラム後にサファリに行くことができるというアドバイスをいただきました。
資金
当時頑張ってアルバイトをしても月に10万。
毎日のように飲みに行っていたので、貯金もあまりなく、恥を忍んで両親にお金を借りました。
就職が決まっていたので、無事に資金を得ることができました。
親の説得
借金のお願いと共に、どうしても行きたい旨を伝えた結果、「ちゃんと定期的に連絡いれて安全に帰ってくればいいよ」とのこと。
思っていたよりあっさりOKがでました。
サバンナに憧れているのも知っていたのもありますが、親の寛容さ?放任主義?には今も昔も感謝してます。
そして2014年8月、成田よりドバイにて乗継ぎ、無事タンザニアのダルエスサラームに着きました。
みなさん目を瞑ってください。
そして想像してみてください。
肌の色が違う人々で賑わう街中、合って無いような交通ルール、時間が止まってるようなカントリーサイド、意外とおいしい食事、映画のような朝日や日の出、
そして、大自然とそこに暮らす野生動物たち。
すべてが面白く、美しく、とても幸せなタンザニア訪問でした。
念願のアフリカゾウを観察することもでき、無事に夢を叶えることができました。
そして世界一周へ
アフリカから帰ってきた半年後、大手旅行会社の某支店に教育旅担当として配属されました。
周りの方々に恵まれ、とても充実した社会人生活をしていました。
幸いも長期で休みもとれる環境だったのでタイやケニア、屋久島などへ一人旅もしました。
そして約4年後の2019年2月に退職。
退職後すぐに世界一周へと旅立ちました。
世界一周を決意した理由は、GoogleMapsのピンがあまりにも増えすぎたからです。
「この国立公園に行きたい」「ここには〇〇が暮らしている」「この動物園に行きたい」
情報を得た際に随時ピンを立て、いつか行きたいなと思っていました。
気が付けば、社会人の休みだけでは到底行くことのできない数のピンが刺さっていました。
そしてある時、「今仕事をやめて、世界一周という形をとれば周れるのではないか」という考えが浮かびました。
当時25歳と世間的にはまだ若い、貯金もそれなりにある、家族も元気で介護の必要はない、彼女もいない。
仕事さえ辞めれば行ける状況でした。
また、旅行会社経験があるからこそ安全・安心に行って帰ってくる自信(義務)もあったので踏み切りました。
そして何よりも「人はいつ死ぬか分からない。いつ行けなくなるかもわからない。だからこそ行かずに死んで後悔するのは嫌だ。」と強く思いました。
世界一周
2019年2月~2019年12月の10カ月間、
フィリピン→インドネシア→マレーシア→シンガポール→タイ→カンボジア→ラオス→アラブ首長国連邦→インド→ヨルダン→イスラエル→エジプト→ギリシャ→オーストリア→チェコ→ドイツ→フランス→スペイン→モロッコ→西サハラ→モーリタニア→セネガル→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→タンザニア→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→マダガスカル→アメリカ→グアテマラ→コスタリカ→エクアドル→ペルー→ブラジル→ウルグアイ→アルゼンチン
の40ヶ国を訪問しました。
ラピュタのような遺跡、日本では建築法に引っかかるであろう高さの絶景ツリーハウス、
カオスなインド、教科書で見たピラミッド、砂漠を14時間突き進む銀河鉄道、アマゾン川のハンモック船、世界最果ての地方パタゴニア。
8時間粘ってようやく出会えたベンガルトラ、絶滅したライオンの繁殖に成功した動物園、8万円かけて見たゴリラ、透き通る身体を持つカエル。
時には深夜3時に何にもない場所にほっぽりだされたり、野犬に追われたり、アフリカで20日間連続でキャンプしたり。
日本が恋しくなり帰りたくなったりしましたが、本当に素敵な時間を過ごすことができました。
そして、この世界一周を機に動物に恩返しがしたいと思い、始めたのがこの情報サイトです。