タンザニア/セレンゲティ国立公園~世界遺産のサファリの聖地~


タンザニアのセレンゲティ国立公園


【名称】セレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)

【おすすめ度】★★★★★5

【見れた動物】アフリカゾウ、キリン、シマウマ、ヌー、ライオン、ハイエナなど。

【ポイント】公園の名の由来の通り、360度果てしない平原が広がる東アフリカ最大の国立公園。世界自然遺産にも登録されており、300万頭以上の哺乳類が暮らしている。

【料金】680$≒71,400円※タランギレ国立公園、ンゴロンゴロ保全地域を含む3泊4日ツアー料金(ガイド、食事、キャンプ、車、入場料など込)

【アクセス】アルーシャ(Arusha)から約8時間、タランギレ国立公園より約6時間。

【公式サイト】https://www.serengeti.com/index.php

※2014年8月



タランギレ国立公園のアフリカゾウ達とお別れした後に向かったのが、セレンゲティ国立公園。

誰もが一度はドキュメンタリー番組や雑誌で見たことのある世界が目の前に広がりました。

セレンゲティ国立公園とは


タンザニア北東部、ケニアのマサイマラ国立保護区と接するセレンゲティ国立公園。

世界自然遺産でもある公園の名はマサイ語で「果てしない平原」を意味しており、その名の通り丘陵や木々が少なく、地平線が360度広がる国立公園です。

この千葉県・東京都・埼玉県・神奈川県を合わせた面積より広い公園には300万頭を超える哺乳類が生息しています。

そのうちの3割はヌーといわれており、4月~6月や11月~1月にかけてマサイマラ国立保護区から来る大群が草原を埋め尽します。

セレンゲティ国立公園でのサファリ

セレンゲティ国立公園のゲート
サファリの聖地セレンゲティ国立公園

タランギレ国立公園を抜けセレンゲティ国立公園へ向かうと、徐々にバオバブやアカシアの木が少なくなってきます。

さらに車を走らせると、壮大な景色が待っていました!

セレンゲティ国立公園のシマウマ
地平線がどこまでも広がります

「果てしない平原」の名の通り、地平線に囲まれました。

サファリカーは砂埃を上げ、道をひたすら走りますが、どこまで行っても地平線があります。

日本でも高い所に上れば360度地平線が見れますが、建物や山など障壁がない大自然は圧巻でした。

夥しい数のシマウマやガゼル、

セレンゲティ国立公園のシマウマたち
白と黒のコントラストが美しいシマウマ
セレンゲティ国立公園のガゼル
車が近づくとすぐに逃げるトムソンガゼル

チーターやキリン、マングースなどに出会うことができました!

セレンゲティ国立公園のチーターの親子
チーターの親子

百獣の王ライオン

突如ドライバーが車を停めました。

ガイドが示す先を見ると百獣の王ライオンの雌の姿が!

タンザニア、セレンゲティ国立公園のライオン
孤独なメスライオン

だいたいは1匹のオスに対してメスが数匹の群れを作っていますが、このメスは単独でいました。

ガイドもメスが単独でいるのは珍しいと言っており、おそらく何らかの理由で群れを離れてしまったそうです。

幸運なことに車道へかなり近づいてくれました。

相手は肉食獣。

独特な緊張感が漂いましたが、草原の彼方へと消えていきました。

セレンゲティ国立公園内のキャンプサイトに宿泊

僕が参加したツアーはセレンゲティ国立公園のキャンプサイトで宿泊できるものです!

僕は同行していたスペイン人が持っていたテントにお邪魔させて頂きましたが、基本的にはツアー料金に含まれており、貸し出し&設営してくれます。

食事については、とても美味しい東アフリカ料理をドライバー兼コックがつくってくれます。

素材の味を活かし、塩コショウなど余計な味付けをしない料理なので日本人の口にも合いやすいかと。

特にポテトフライが美味しい

コーヒーやチャイを飲んで談笑したり、踊ったり、スワヒリ語習ったり。

夜は満点の星空が広がります。

しかし、ここは国立公園の中。

銃を持ったレンジャーはいますが、バリケードなどはありません。

むやみに歩き回るのは危険です。

実際、僕は闇に光る二つの目を見ました。(何だったのかわかりませんがおそらく肉食類かと)

また朝方には、食事会場にハイエナがいました!

タンザニア、セレンゲティ国立公園のハイエナ
朝食会場でお休み中のハイエナ

この後ハイエナはコックらの叩き出したフライパンの音に驚き、一目散に逃げていきました。

こちらが危害を加えなければ大丈夫かと思われますが、相手は野生です。

十分に気を付けてください!

サバンナの朝日とサファリ中のランチ

翌日のサファリは早朝から始まります。

タンザニア、セレンゲティ国立公園の朝日
ライオンキングの世界

ライオンキングの世界観そのままの絶景に鳥肌が収まりません。

頭の中にはかの名曲が流れました。

朝日と共に草食動物が活動開始します。

セレンゲティ国立公園のキリン
640 キリンがいるのわかりますか?

さて、サファリ中の車内ですが、後部座席7名乗れる車に対し5名の観光客だったので広々使えました。

窓からだけでなく、車の上部も開くのでそこからも見ることができます。

オープンカーを使ったサファリをゲームドライブと言います。

お互い譲り合い、席交換をできるメンバーだったので良かったですが、繁忙期になると満席での混載になるため窮屈かつ不自由になりますので要注意。

ガイドはその名の通り超越した視力、他ガイドとの情報共有、長年の感覚により本当にたくさん動物を見つけてくれますし、解説してくれます。

車内には双眼鏡も置いてありました。

昼食はランチボックスが用意されます。

トイレはありません。

男性女性構わず、したくなったら動物がいない場所で降ろしてくれます。

地平線めがけてのトイレも悪くなかったです。

2泊した後は、ンゴロンゴロ保全地域へ向かいました。

まとめ

個人的にはアフリカで一番好きな国立公園です。

他の国立公園とは全く景色が違い、自分がちっぽけに感じてしまう程の世界がセレンゲティ国立公園にはあります。

見られる動物も豊富ですし、地平線からの朝日も忘れられない光景です。

今でもその感動と衝撃が恋しいため、またぜひ訪問しようと思います。

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