【名称】ンゴロンゴロ保全地域(Ngorongoro Conservation Are)
【おすすめ度】★★★★☆4
【見れた動物】アフリカゾウ、シマウマ、ヌー、カバ、ライオン、バッファロー、ヒョウなど。
【ポイント】巨大なカルデラ地形であり、この保全地域で生まれ育った動物は一生涯をこの中で過ごすと言われている。そのためBIG5含む動物たちとの遭遇率が高い。人類発祥の地「オルドバイ峡谷」もあるため世界複合遺産として登録されている。
【料金】680$≒71,400円※タランギレ国立公園、セレンゲティ国立公園を含む3泊4日ツアー料金(ガイド、食事、キャンプ、車、入場料など込)
【アクセス】アルーシャ(Arusha)から約3時間。
【公式サイト】https://www.ncaa.go.tz/
※2014年8月
ンゴロンゴロ保全地域とは
サファリの拠点の街アルーシャから車で3時間程の場所にある、世界複合遺産のンゴロンゴロ保全地域。
ンゴロンゴロとはマサイ語で「大きな穴」を意味します。
世界有数のカルデラであるため、ンゴロンゴロに生息する動物たちは一生涯をこの外輪山の中のサバンナで過ごすと言われています。
動物の行動範囲が限られているため、動物を発見しやすいことがこの保全地域最大の特徴です。
キリンとインパラ、トピはいないとされているそうですが、東アフリカを代表する動物をほぼ網羅できます。
また、ンゴロンゴロ保全地域内には人類発祥の地「オルドバイ峡谷」やマサイの生活を味わえる観光客向けの村もあり、ツアーに含むことも出来ます。
あんまり興味がなかったのと、同乗者も誰も行きたがらなかったので僕らはスルーしました。
ンゴロンゴロ保全地域の動物たち
動物たちを見つけやすいということがあり、タランギレ国立公園やセレンゲティ国立公園では会えなかった動物を観察することができました!
BIG5であるバッファローやヒョウ、
怖いものなしで寝転がるオスライオン、
保全地域内にマカディ湖があるため、カバの群れも見ることができました!
アフリカのサファリBIG5(ファイブ)とは
BIG5とは「ライオン」「ヒョウ」「アフリカゾウ」「バッファロー」「サイ」のことを指します。
毛皮が高額で売れるため、トレジャーハンターに特に狙われていた動物がBIG5と呼ばれていた歴史がありますが、現在は人気が高く、大型であり、見つけるのが難しい動物という意味で使われている言葉です。
キリンやチーターは入っていません。
個人的にはサイを見つけることが一番難しいと思います。
シロサイもクロサイも絶滅危惧種に指定されており、野生下での生息数が非常に少ないためです。
ンゴロンゴロ保全地域は比較的簡単にクロサイの姿を見ることができる場所と言われてますが、残念ながら見つけることはできませんでした。
しかし、ナミビアのエトーシャ国立公園でクロサイと遭遇するでき、無事にBIG5を達成することができました。
ンゴロンゴロのキャンプサイトは外輪山の上
ンゴロンゴロ保全地域のキャンプ場はクレーターの内部ではなく外輪山の上にあります。
標高もそれなりにあるため朝晩は非常に冷え込みます。
昼間は遮るものが何もないため日差しが凄く暑いですが、夜は一桁台の気温だったので上着や毛布は必需品でした。
セレンゲティ国立公園のキャンプサイト同様に簡易シャワー浴びることができますが、冷水ですので覚悟してください。
サファリガイドへのチップはいくらが妥当?
タランギレ国立公園、セレンゲティ国立公園を含んだ3泊4日のサファリツアーも終わりが近づきます。
早朝に出発し最後のゲームドライブをしました。
カバを見ながら名残惜しくランチボックスを食べ、アルーシャへの帰路に向かいます。
クロサイを見ることができなかったのは残念でしたが、大満足のサファリでした。
たくさんの動物達に出会えただけではなく、ガイドやドライバー兼コック、一緒だったメンバーのおかげで本当に楽しく濃い4日間でした。
特にガイドとドライバー兼コックの二人は本当に素敵な方でした。
ガイドは運転中も目を凝らして動物を探してくれ、質問にもしっかり答えてくれ、盛り上げてくれる方でした。
ドライバー兼コックは寡黙でしたが、写真が撮りやすいように気を使ってくれたり、毎回美味しい食事を作ってくれました。
これは運要素もありますが、ガイド次第でサファリの良し悪しも変わります。
良いガイドだと思ったらチップを払うのを忘れずに!
車でまとめて払うか個人で渡すかはメンバー内で相談になります。
今回はみんな満足したので、みんなで相談しまとめて渡しました。
うろ覚えですが、20$くらい渡した気が、、、(他の方はもう少し出していたかもですが学生だし相場がわからかったため感覚で決めました)
相場はわかりませんが、みんなで総額100$以上渡しているのでかなりの金額かと。
それほど良いガイドとドライバー兼コックに巡り合えました!
サファリの参加者は欧米人観光客が大半のためチップを渡す文化がありますが、タンザニア自体にはそういった文化はないので、自身で渡す渡さないを判断して良いかと思います。
実際にケニアのマサイマラ国立保護区でのサファリでは、ガイドに対して満足しなかったのでチップを払いませんでした(それに対しガイドから文句も言われませんでした)
※2022年2月追記
当時のガイドが独立してツアー会社iTravel Safari & Expeditionsを立ち上げていました!
本当に素敵な方でしたのでタンザニアでサファリを考えている方、ぜひ問い合わせしてみてください。
【公式サイト】https://www.itravelsafari.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/itravelsafari/
まとめ
セレンゲティ国立公園と違い、狭い範囲の保全地域のため、確かに動物との遭遇率は高い場所でした。
アルーシャからも近いため簡単にサファリをすることができますが、おすすめはやはりタランギレ国立公園とセレンゲティ国立公園を含んだ3泊4日のツアーです。
見たい動物を見るためには運やタイミングが非常に重要となるため、時間はあるに越したことはないです。
各公園ごとの特徴的な景観もお楽しみに!