【名称】キバレ森林国立公園(Kibale National Park)
【おすすめ度】★★★★★5
【見れた動物】チンパンジー、ブルーモンキー、バブーン。
【ポイント】チンパンジーの生息するキバレ国立公園へのトレッキング。遭遇率はウガンダ国内で一番高い。他にも十数種類のサルを見ることができる。
【料金】150$≒16,286円※ガイド付き
【アクセス】フォートポータル(Fort Portal)より乗り合いタクシーにて1時間。
【公式サイト】https://ugandawildlife.org/tours/kibale/
※2019年7月
チンパンジー。
哺乳綱 霊長目 ヒト科 チンパンジー属。
体長80Cm前後、体重50kg前後。
アフリカ中央部から西にかけての熱帯雨林や山間部に生息する絶滅危惧種。
日本の動物園やメディアでもお馴染みのチンパンジーは人間と最も近いサルの一種です。
なんと98%もの遺伝子が同じとのことです!
そんな近しい親戚のチンパンジーに会うために向かったのがキバレ国立公園!
キバレ国立公園とは
標高1500m、緑豊かな山間部にあるキバレ国立公園。
アフリカにとって重要な研究先として位置づけられているこの森には、チンパンジーやバブーン、ブルーモンキーなど13種類の霊長類が住んでいます。
ウガンダにて野生動物観察をしたい場合、まずはUGANDA WILDLIFE AUTHORITYの公式サイトを覗いてみることをおすすめします。
通常のサファリ以外にもマウンテンゴリラトレッキングやボートサファリなど数多くの選択肢があります。
公式サイトには国立公園の情報だけではなく、提携しているツアー会社の紹介があるため、行きたい公園が決まったら直接ツアー会社に相談するのがいいでしょう。
情報収集をした中でわかったことが3つ
②毎日8:00、11:00、14:00の3回行われるトレッキングに参加するためにはツアーの予約が推薦されている。
③2~5時間程のトレッキングでは90%以上の確率で会える。観察時間は1時間と決められている。
個人で行くことができるかつ予約なしでも空いていれば可能との噂を聞いたので、直接国立公園の受付に向かうことにしました。
キバレ国立公園へのアクセス
首都カンパラからバスにて約5時間、到着したのはフォートポータルという街。
この街から1時間程の場所にキバレ国立公園があります。
上記の場所に安宿が数件並んでいますので、お好みで宿泊先を選びましょう。
到着した翌朝、8:00のトレッキングに間に合うように宿を出発しました!
6時半過ぎ、上記のモスクの向かい側からキバレ国立公園方向への乗り合いタクシーに乗り込みました。
僕はすぐに出発するタクシーを捕まえられたのですが、満席にならないと出発しませんのでご注意を。
山道を40分程走り国立公園入口の付近で降ろしてもらい受付へ向かいました。
スタッフ「予約してる?」
僕「してないけど参加できる?」
スタッフ「14:00からなら良いよ!」
ということで無事参加できることになりました!!!
時間が余るけど一度宿に帰るのは時間もお金ももったいないなと思っていたら、スタッフのご好意で公園内にある高級ロッジのレストランで待たせてもらえることになりました!
コーヒー1杯300円、Wi-Fi良好、雰囲気良しでした。ありがとうございます!
仮眠をとり再度受付へ。
パスポートの提示を求められ、150$を支払い登録完了!
ドイツ人の親子グループに合流させてもらいました!
こんにちはチンパンジー
簡単な注意事項を受けた後、ドイツ人親子とガイドと僕の4人で深い森を進みました。
ガイドは麻酔銃を背負っています。
それもそのはず、チンパンジーの握力は200kg~300kgあり跳躍力は3m、鋭い牙も持っています。
ゴリラなどの他の類人猿よりも凶暴性を持ち、雄同志での殺し合いやなんと子どもを殺すこともあるそうです。
また、高度な知能も持つため人間を襲った事例もあります。(「チンパンジー 凶暴」と検索してみてください)
車から観察するサファリとは違い生身でのツアーになるため、ある意味一番危険なツアーだったのかなと。
ブルーモンキーやバブーンに遭遇しつつ1時間半。
ガイドに促され顔を上げてみると、、、
いました!
高い木の上にその姿を発見することができました!
活発に動き、たくさんの表情を見せてくれました!
少ししたら1頭が地面に降りてきました!
木の上にいた分には安心してましたが、やはり近づくと少し怖い。
襲ってきたらどうしようとビビりながらも、1時間という限られた時間を堪能しました。
まとめ
ほぼ同じ遺伝子を持つのにも関わらず、日本の遥か遠くの地に住むチンパンジー。
恐怖を抱きながらも、垣間見られる人間ぽさや愛くるしさをたくさん感じられた時間でした。
その一方で、森林減少に伴って人里に降りてくることが多くなり、近年はなんと人間の子どもを誘拐し殺害してしまったという事件も起きました。
ガイドも丁寧に解説してくれて、人間と野生動物との共存について学べた有意義な時間でもありました。
次の記事では同じ絶滅危惧種でありながら生体数が増えている類人猿最大種、圧倒的な存在感を持つマウンテンゴリラとの出会いを書きます!お楽しみに!