※2024年9月リライト
【名称】ジラフセンター(Giraffe Centre)
【おすすめ度】★★★☆☆3
【見れた動物】ロスチャイルドキリン、イボイノシシ。
【ポイント】キリン亜種の中でも貴重なロスチャイルドキリンの保護および繁殖施設。餌付け体験ができる。キリンに関する情報掲示も豊富。
【料金】1,500Ksh≒1,710円
【アクセス】ナイロビ中心部からUberタクシーにて約30分
【公式サイト】https://www.giraffecentre.org/
※2024年8月再訪(2019年7月初回)
アフリカ屈指の大都会ナイロビ。
高層ビル群や活気あふれるダウンタウンから少し離れたナイロビ国立公園近くにジラフセンターはあります。
キリン好きの方には特におすすめのユニークな施設です。
5年ぶりに訪ねてみました。
ジラフセンターとは
ナイロビ郊外の高級住宅街エリアにあるジラフセンターは、キリン9亜種の中でも特に絶滅の危機にあるロスチャイルドキリン(ウガンダキリン)が暮らすサンクチュアリ。
保護や繁殖、野生復帰や普及啓発のために様々な情報展示や学校向けのプログラムを展開しています。
予約不要で入園可能でありロスチャイルドキリンに餌をあげることができるため、ナイロビ有数の観光スポットとして世界中から人々が訪れます。
また、同敷地内にはキリンと一緒に朝食を食べられる超高級ホテル「ジラフマナー」があります。
ナイロビの公共交通機関といえばマタツやバスがありますが、治安が良いとは言えません。
そのため使い勝手がよく、すぐに捕まるUberもしくはBoltのタクシーアプリの利用を推奨します。
また、多くの旅行会社やVeltraやViatorいった大手ツアー販売会社がナイロビ国立公園半日サファリとシェルドリック動物孤児院を含めたナイロビ一日ツアーを展開しているので、こちらを予約する方法もおすすめです。
園内の様子
5年前より明らかに大きく綺麗になった正面ゲートを入り、まずは受付をします。
料金は変わりはなく大人1名1,500Ksh。
こちらは外国人観光客の料金のため、ケニア在住者は半額以下となります。
その後手洗いをすませ、餌受け取り、注意事項を聞き、キリンの観察デッキを進みます。
早速餌やり!と思ったのですが、観光客がごった返していましたので、先にデッキ内部にある情報掲示を見ました。
スーダン南部からウガンダ北部、ケニア北西部の限られた地域で暮らすロスチャイルドキリン。
網目模様がギザギザなマサイキリンと違い四から八の角形模様とひざ下が白いことが特徴です。
野生下の生息数は2,000~3,000頭と推測されています。
キリンの餌やり体験
デッキが空いてきたので、いよいよロスチャイルドキリンとご対面。
世界最“高”の動物がのっそのっそと歩いてきました。
デッキがちょうどキリンの顔の高さに設計されているため、キリンの迫力を間近で感じることができます。
大きいのは顔だけではありません!
長いベロを器用に伸ばし、手元から餌をとっていきます。
よだれにも注意が必要です。
庭には10頭以上のキリンが暮らしており、イボイノシシやサルも餌のおこぼれをいただこうと待機していました。
餌を独り占めしたいキリンの勢いに負けず他のキリンにも餌をあげ、餌やり体験は終了しました。
かつてはスタッフの指示の下、餌を自分の口に加えそれをキリンが食べる=キリンとキスをすることもできましたが、それはもう許されていないようでした。
餌やりのルールが厳格となっており、自由度は低くなりましたが、キリンの安全と健康を守るうえでは賛成です。
施設自体もかなり綺麗になっており、資金確保もうまくいっていると思えましたので、さらにロスチャイルドキリンの未来に尽力していってほしいと思いました。
ジラフセンターの観光客が入れるエリアはとても狭く、餌やり体験+掲示物閲覧は30分程度で満足できるかと思います。
手軽にキリンに触れ合える施設のためナイロビ滞在の際はぜひ訪れてみてください。