【正式名所】ズーロジック・ド・アン公園(Parc Zoologique De Hann)
【おすすめ度】★☆☆☆☆1
【見れた動物】ライオン、チンパンジー、ワニなど。
【ポイント】ほとんどの飼育場は狭く床が人工物だったことが印象的。モヤモヤを抱えた動物園。
【料金】500XOF≒93円
【アクセス】バスは多数走ってはいるが詳細は不明。
※2019年7月
アフリカ大陸最西端の国セネガル。
2年前にワールドカップで日本代表が戦ったこともあり、名前だけは知っている人が多い国のひとつかと思います。
首都のダカールは西アフリカ地域の商業中心都市として発展し続けていますが、かつてはフランス奴隷貿易の中心地でもあった場所です。
ダカール沖合のゴレ島は負の世界遺産に登録されています。
300万匹の渡り鳥が訪れるジュッジ鳥類国立公園が有名ですが、ベストシーズンが2月ということで今回は断念。
その代わりにダカール動物園へ行ってきました。
ダカール動物園
正式名称はズーロジック・ド・アン公園。
1935年にハーン公園の一角にオープンした動物園です。
セネガルの独立はアフリカの年(1960年)ですのでなんと国の独立前からある動物園!
長い歴史がある一方で、数年前には国際基準を下回った飼育・経営が指摘され、国内外の政府から3億円規模の出資を受けて再開発プロジェクトを進めているようです。
セネガル動物園へのアクセス
すみません、詳細は不明です、、、
行きはたまたま訪れていた郊外からの長距離バン終着地が動物園から3km程度だったので歩き、帰りは動物園で偶然日本人にお会いしたのでタクシー同乗させてもらいました。
(ちなみにシンガポール動物園を除き、海外の動物園で日本人に会ったのは初めてでした)
ダカール市内はバスが数多く走っていますし、もちろん動物園近くの道でも見かけたので、行く術はたくさんあるかと思いますが、セネガルはとにかく英語が通じないのでご注意を。
フランス語が話せない人は、タクシーが一番安心かつ楽です。
ですがタクシー運転手も英語はわからないので、メモとペンの準備を忘れずに!
入場料は500CFAという破格の料金。
僕は14時半頃到着したので問題なかったのですが、
12:30~15:00はお昼休憩みたいなのでお気を付けください!
ダカール動物園内の様子
サッカーコート一面も無いくらいの広さした。
動物の数もそれほど多くなく、空の飼育場も結構ありました。
また、ほとんどの動物達が住む場所が狭く、床がコンクリートやタイルだったのが印象的でした。
ライオンだけはなぜか10頭以上おり、4つほどの場に分けられ飼育されていましたが、ほとんどのライオンはガリガリ。
最近ではスーダンの動物園でも痩せ細ったライオンが話題になりましたが、
ズーロジック・ド・アン公園のライオンも大概ではなかったです。
30分程の滞在で外に出ました。
外には爬虫類や両生類を展示している場所がありますが、別料金ということで入りませんでした。
まとめ
数名のデート客&家族連れがいたものの賑わいを見せる様子もなく、日本円で100円を下回る入場料では経営不振&動物が痩せ細る理由にも納得いきます。
再開発プロジェクトとは何なんでしょう、、、?
生体理解やそこから派生する自然保護問題などを気軽に学べる場として、都市部に動物園を設置する点は理解できます。
しかい郊外にはバンディア自然保護区、そしてギニアとの国境には世界遺産ニョコロ=コバ国立公園もあります。
わざわざ苦しい状態で動物園を維持させなくてもいいのかなと感じました。
モヤモヤした心情を抱えた動物園です。