【名称】ジョザニ・チワカベイ国立公園(Jozani-Chwaka Bay National Park)
【おすすめ度】★★★☆☆3
【見れた動物】ザンジバルレッドコロブス
【ポイント】ザンジバル島固有種のレッドコロブスを観察するトレッキング。熱帯雨林だけではなくマングローブも広がっている景観豊かな国立公園。
【料金】20,000TZS≒1,258円(ガイド付き)
【アクセス】ストーンタウン(Stonetown)よりパジェ(Paje)方面のダラダラ(ミニバス)にて約1時間。またはパジェの宿よりレンタサイクルにて約1時間。
※2014年9月
タンザニアの首都ダルエスサラームの北に浮かぶ島ザンジバル。
かつて交易や奴隷貿易で栄え、その後アラブやヨーロッパ諸国の植民地となった名残で島民の90%以上はイスラム教を信仰している島です。
本土からのフェリーが到着する世界遺産ストーンタウンには、かつての雰囲気溢れる街並みが残っています。
また、コバルトブルーの美しい海に囲まれていることから「アフリカの楽園」と呼ばれおり、欧米人のバカンス地になっている島です。
ビーチやストーンタウン散策、スパイスツアーが有名な島ですが、ザンジバル島のみに生息する貴重なサルいると聞き、ザンジバル島中央部にあるジョゼニフォレストを訪ねました。
ザンジバルレッドコロブスが棲むジョザニフォレストとは
正式名称はジョザニ・チワカ・ベイ国立公園。
本土と違いライオンやゾウなどのサファリで見れる動物はいませんが、ザンジバルレッドコロブスという固有種のサルが暮らしている国立公園です。
ザンジバルヒョウやザンジバルサーバルジェネットという絶滅寸前といわれている動物の生息地でもあります。
こじんまりとした国立公園ですが、熱帯雨林だけではなくマングローブもあり、次から次へと変化する森の風景を楽しむことができます。
ストーンタウンの喧騒を忘れられるほどリフレッシュできる森です。
ジョザニフォレストへのアクセス
世界遺産ストーンタウンの東、ジャムヒューリ・ガーデンズの前のベンジャミン・ムカパ・ロードに島の東西南北各方面行きのダラダラ(ミニバス)が集まっています。
ジョゼニフォレスト方面の有名なビーチスポットであるパジェ方面のダラダラを探し、ジョゼニフォレストと運転手に言えばゲート前で下ろしてくれます。
不安な人はストーンタウンのツアー会社に相談してもいいでしょう(スパイスツアーとミックスしたプランがあると思います)
僕はパジェのパラダイス ビーチ バンガローズに宿泊していたため、そこでレンタサイクルを借りて国立公園に行きました。
目の前にビーチが広がるバンガローでは、なんと日本食も食べれます。
日本人の三浦さんがオーナーだからです。
三浦さんにお願いすればツアーなどもアレンジしてくれます!
炭を食べるザンジバルレッドコロブス
公園の受付にて入園料を払います。
この料金にはガイド代金が含まれており、一人で勝手に森を散策することはできません。
他のツアー客がいなかったため、僕一人とガイド一人でツアーはスタート。
最初はマングローブのエリアに行きました。
蟹や昆虫、リスやトカゲといった小さな動物に出会いつつ、次は熱帯雨林のエリアへ。
ゴソゴソっと前方の低い草が揺れており、何かと思い覗いてみると、
小さくてお目目くりくりな子を発見!
周りには20頭程のザンジバルレッドコロブスの群れがいました。
何でもこのサルは体の毒素を排出するために、炭を食べる特別な種とのこと。
炭や餌を探すため、たびたび地上に下りてきます。
ブルーモンキー(残念ながら見ることはできませんでした)という樹上で生活するサルと同じエリアで共存し、外敵が来た際は互いに合図を出し合っているそうです。
僕らが来ても全く警戒することなく、黙々と何かを探し食べていました。
15分程食事風景を見させてもらい、ゲートに帰着。
約2時間程度のトレッキングでした!
まとめ
ザンジバル固有種ということで、どこの動物園でも飼育されていない希少な姿を見ることができる特別な場所です。
パジェの宿でレンタサイクルを借りることで、ジョゼニフォレストと有名な海に浮かぶレストランザ・ロック・レストラン(The Rock Restaurant)を巡ることができます。
日中にレンタサイクルで周り夕刻には宿に戻れば、美しいサンセットがお出迎えしてくれます。
タンザニア本土の素晴らしいサファリツアーを堪能した後に、ザンジバル島でバカンスをするのはいかがでしょうか。