【名称】コルゴバード国立公園(Corcovado National Park)
【おすすめ度】★★★★★5
【見れた動物】ベアードバク、ハナジロハナグマ、キタコアリクイ、バジリスクなど。
【ポイント】陸路で訪れることのできない国立公園。ベアードバク、ハナジロハナグマが暮らす豊かな原生林が残っており、「コスタリカ最後の秘境」「地球上最も生物多様性がある場所」と言われている。
【料金】90$≒9,720円※ガイド付き日帰りツアー
【アクセス】首都サンホセ(San Jose)からパナマシティ(Panama city)方面のバスに乗りパルマノルテ(Palmar Norte)下車。バスを乗り換えシエルぺ(Sierpe)へ。そこからボートにて国立公園の玄関口となるドレークベイ(Drake Bay)へ。
※2019年11月
永世中立国、そしてエコツーリズム発祥の地である中米コスタリカ。
全世界の5パーセントの動植物が生息している自然豊かな国です。
世界一美しいと称される鳥ケツァールや世界一のろまな動物ナマケモノ、透き通るグラスフロッグなど個性豊かな生き物が揃っています。
そんなコスタリカでまず訪れたのがコルコバード国立公園です。
最後の秘境コルコバード国立公園とは
27の国立公園と保護地域を持つコスタリカの中で最も大きな国立公園がコルコバード国立公園です。
半島上にあり、陸路で訪れることができません。
簡単に行くことができないため、手付かずの大自然が今でも残っており、多種多様な生物が暮らしています。
そのため「コスタリカ最後の秘境」と言われています。
同時に「地球上最も生物多様性がある場所」とも称されます。
目的は公園の看板のシルエットにも使われているベアードバク!
そしてペッカリーやアリクイです。
コルコバード国立公園へのアクセス
公園の玄関口となるのがドレークベイという港町。
そしてドレークベイへのボートがでているのがシエルぺというとても小さな街です。
パナマにいた僕は、コスタリカの首都サンホセに向かうバスに乗りパルマノルテで下乗り換え、そこからシエルぺに向かいました。
ピンのあるDonde Jorge Barというレストランの脇にドレークベイ行きのボート乗り場があります。
ボートの出発時間は不明ですが、たぶん人が集まり次第出発しているのかと。
欧米人らしき観光客もいましたし団体のツアー客もいたので、このレストランにさえ辿り着ければ、あとはスタッフが案内してくれます。
ボート代は往復30$でした。
運よく1時間程度町でボートの出発時間が。
ジャングル、マングローブの中をジェットボートで突き進みます!!
途中からは太平洋に出て、無事にドレークベイに到着。
とてもエキサイティングで素晴らしい景色がひろがる1時間程の船旅でした!
ドレークベイには高級リゾートからゲストハウスまで宿泊の選択肢があります。
予めAgodaで予約していた宿にチェックインし、スタッフに隣のツアー会社を案内してもらいました。
公園内はガイドが必須です。
そのためツアーに必ず参加することになります。
翌日のツアーに申し込むことができました。
いざ地球上最も生物多様性がある場所へ
朝6:15にドレークベイの港に集合。
公園に行くためにはまたボートに乗ります。
朝一の船旅はなかなか厳しかったですが、30分程度で公園に到着。
息をのむほどの自然がそこにはありました。
天気があまり良くなかったことがかえって神秘的な雰囲気を作りだし、独特な空気が流れていました。
僕のツアーは約10名程。
ガイドを先頭にトレッキング開始です。
海岸ではハナグマが遊んでおり、
木の上にはクモザルやリスザルの姿が。
見た目が面白い鳥類にも出会いました。
手付かずの大自然ということだけあって動きが機敏。
写真を撮るのが難しかったです。
ベアードバクの親子
そしてガイドが止まり、少人数ずつジャングルに入るよう促されました。
そこにいたのがバクの親子!!!
母親はバク睡中。
子どもはおっぱいを吸っていました。
刺激しないように静かに観察し、1分程度で他の人へと交代。
森林破壊と乱獲より生息数は減少しており絶滅が心配されています。
そんなバクの子育ての様子を見れた貴重な経験でした。
その後も散策を続け、コアリクイやカイマン、アグーチや水の上を走るバジリスクなど個性豊かな動物に出会えました。
公園内で軽食をとり、12時過ぎにツアーは終了。
帰りのボートからはなんとクジラを見ることもできました!
まとめ
原生林が残り、そこに多種多様な動物が生き生きと暮らしています。
アクセスは大変ですが、その疲れを払しょくさせる程の出会いと発見がありました!
またコルコバード国立公園に限らずですが、コスタリカはエコツーリズム発祥の国ということだけあって、各公園ガイドの質も非常に良かったです。
残念ながらペッカリーに会うことができませんでしたが、バクの親子の姿を拝むことができ嬉しかったです。
またいつかリベンジしたい国立公園となりました!