コロナ禍において過去の写真や動画を見返し懐かしむことが多くなりました。
去年の今頃は〇〇してたなとか、早く次の旅に行きたいななど。
また早く世界中の動物達に会いたいという想いが日に日に溢れていく中、
とても面白いイベントに出会い、参加しました。
「太田ゆかと行く!バーチャルサファリドライブ」です!!!
その様子をイベントレポートとして書かせて頂きました!
◆太田ゆかさんとは?
「南アフリカ在住日本人サファリガイド。初アフリカは2014年に訪れたボツワナ。これをきっかけに幼い頃からの夢である野生動物保護を実現するために、アフリカへの移住を決意。日本の大学を休学し、サファリガイドになるために南アフリカで訓練学校に入学。現在はクルーガー国立公園エリアで環境保全プロジェクトの専属サファリガイドとして活動。サバンナの魅力と現状を日本に広めるべく、様々な情報・写真をインスタグラムなどSNSから発信中。 」
※ご本人より文章頂戴しました
日本から14,000Km、南アフリカの地でサファリガイドをされている方です。
政府公認の資格を取得し、日本人唯一の女性サファリガイドとして、
日々野生動物の保護活動や生体調査を行っています!!
◆世界発のバーチャルサファリとは?
南アフリカは現在ロックダウンレベル2。
州間の移動は許されるようになたっため国内旅行者の移動は可能ですが、サファリ海外旅行客は今だゼロです。
そんな中、おうち時間にいながらも南アフリカの大自然を感じてほしいという想いが生まれ、
発案したのが「太田ゆかと行く!バーチャルサファリドライブ」です!
なんと日本と南アフリカをオンラインの生配信で繋ぎ、自宅にいながらサファリを楽しめるという企画です。
本物のサファリの魅力に近づけたいという考えから、リアルタイムでの配信に強いこだわりを持ち、
現地スタッフの協力のもと世界発の試みを実現させました。
事前申し込み&人数制限ありの2時間のプライベートサファリです。
◆バーチャルサファリの舞台
サファリの舞台はBalule私営保護区の中にあるPridelands Conservancyというエリア。
世界的に有名なクルーガー国立公園と柵なしで隣接しているエリアです。
植民地時代に娯楽のためのハンティングファームとして使われてエリアを、
新たな地主が野生動物の楽園に戻そうと自然再生事業が行われ、
今では多種多様な野生動物の生息地であり、環境保全にも重要な役割を果たしている私営保護区です。
太田さんが現在住んでいる家や、卒業した訓練学校もこの私設保護区内にあります。
東アフリカ地域のサバンナとは違い、木々や低木が生い茂っているのが特徴です。
そのためチーターよりもBIG5の一員ヒョウのほうが見やすいそうです。
またサイの多さも特徴であり、ケニア全体のサイの数の7倍程度の数のサイがクルーガーエリアに生息しています。
◆いざバーチャルサファリへ
日本時間は午後3:30、南アフリカは朝8:30という時間に生配信がスタートしました。
動物達が起き、朝ご飯を求めて一番活発になる時間帯であるため、動物達に出会うには最適な時間です。
配信が始まったと同時にキリンの姿が!!
キリンがいる所をスタート地点に設定してくれていました。
キリンの特徴、キリンの雄雌の違いなど丁寧に解説してくれます!
とげのあるアカシアの木をむしゃむしゃ食べていましたが、キリンの唾液は消毒作用があるためへっちゃらなそうです。
僕たち参加者も掲示板にコメントや質問をすることができますので、
随時、コメント・質問に回答してくれます。
気になることがその場で聞けることもリアルタイムならではの利点です!
ライオンキングのザズーとプンバに遭遇した後、太田さんのもとに仲間のガイドから連絡が入りました。
急行すると、、、
アフリカゾウの姿が!
子どもを連れた大きな群れです!!!
自分の家にいながらリアルタイムで大好きなゾウの姿を見れたことに胸が熱くなりました。
体温調節の仕方、木をなぎ倒す理由、ゾウの賢さと個性豊かさなど、ゾウについてもたくさん説明してくれました。
最初は餌を食べていたのゾウ達ですが、どこかに向かって移動を始めました。
群れの先頭に立つのはリーダーである最高齢の雌。
太田さんの予想だと、東にあるウォータープール(水飲み場)へ向かうとのこと。
僕らも先回りして、ウォータープールへ向かいます。
しばらく質問の回答や付近の足跡についての説明をして頂いていると、、、
太田さんの予想的中!!!
先程の群れがやってきました!
ガイドの腕が光った瞬間です!!!
水を飲むゾウ、泥遊びをするゾウ、個性豊かなゾウ達の姿が見れました。
ゾウがウォータープールから移動したちょうどその時、
大大大満足のバーチャルサファリは終幕を迎えました。
◆バーチャルサファリのここがおすすめ!!
①サファリの醍醐味がダイレクトで伝わる
一緒に動物を探すワクワク感、自然相手のためどんな野生動物に出会えるかわからないドキドキ感がバーチャルサファリで味わえます。
これこそがサファリの魅力です。
TVやYoutubeなどで簡単にサファリの様子はわかる時代にはなったものの、
上記の魅力はやはりリアルタイムでしか味わうことができません。
実際に、前回の参加者はゾウに出会えなかったそうですが今回は出会えました!!
また、遠く離れた地からの生配信ということで、音声や映像の乱れも心配してましたが、
全く問題ありませんでした。
②おうちで見れる!
特にサファリ経験者に伝えたいバーチャルサファリの利点です。
まず本物のサファリでは絶対にできないことができます。
ビールを飲みながらサファリができる日が来るなんて、夢にも思いませんでした。
また日本人ガイドの解説を聞けることがとても新鮮です!
普通は英語のため、何となくしかわからない点もありますが、日本語なら安心です。
踏み込んだ質問もしやすかったです!
面白いなと感じた点がもう一つ。
通常のサファリでは車に乗れるのは多くて7人~8人。
今回の参加者は20人。
多種多様な疑問が生まれるため、
自分では思いつかなかった質問がたくさん飛び交います!
参加者が多いからこそ質問の数も多く、新たな気付きや発見に繋がりました!
③太田ゆかさんのガイドが素晴らしい!
僕はこれまで数々の場所でサファリやツアーに参加しています。
その中で良いガイドにも残念だったなと思うガイドにも会ってきました。
そんな僕が声を高らかに宣言します。
太田さんは素晴らしいガイドです!
動物がいる時にガイドが説明するのは当たり前です。
動物がいない時にも参加者を楽しませるために解説を続けるガイドこそ素敵な方です。
足跡やウンチ、生体系については植物の話、南アフリカの生活の話など、太田さんはサファリ中ずっと喋り続けてくれます!
何よりも太田様の参加者を喜ばせたい、サファリを感じてほしいという想いがとても伝わってきました!
さらに声質が素敵でとても聞き取りやすい。
オンラインだからこそすごくありがたかったです。
◆次回開催のお知らせ
下記インスタグラムをご確認ください!
※11月14日追記
YOUTUBEチャンネルも公開されました!
◆まとめ
太田さんはサファリ中、頻繁に「みんなとこの時間、この光景を共有できて嬉しい」とおっしゃってました。
僕らこそコロナ禍の逆風の中、このような貴重な機会を実現して頂きとても嬉しいです。
誰でも簡単にサファリに参加できる時代が来ました。
サファリに行ってみたい方、様々な問題でサファリに行けない方、
サファリへもう一度行きたい方、サファリはもういいやって方にも、
動物好き全員に参加してほしいイベントです!