【名称】グヌン・レウセル国立公園(Gunung Leuser National Park )
【おすすめ度】★★★★★5
【見れた動物】スマトラオランウータン、トーマスリーフモンキー、イグアナなど。
【ポイント】世界遺産の熱帯雨林を歩き、スマトラオランウータンに会いに行くジャングルトレッキング。休憩時にはナシゴレンや美しいフルーツを堪能。帰りは大きな川をタイヤボートで豪快にラフティング。
【料金】1,575,000Rp.≒12,285円※グヌンレウセル国立公園1泊2日ツアー料金(ガイド、食事、キャンプ、ラフティング代、入場料など込)
【アクセス】メダン(Medan)空港より空港バスにてピナンバリス(Pin)ang Barisバスターミナルへ(約1時間)、ミニバスに乗り換え3時間程でツアー拠点となる街ブキッラワン(Bukit Lawang)へ。
※2019年4月
いよいよ、オランウータンに会いにインドネシア、スマトラ島、グヌン・レウセル国立公園のジャングルへ。
当日朝9時に、兄貴ガイドがゲストハウスに迎えにきました。
急に兄貴ガイドに「今日俺は行くことができない。」と言われました。
突然の宣言に戸惑いましたが、別のグループに混ざれるということだったので、
集合場所である高級ホテルのロビーに向かいました。
オランウータンジャングルトレッキング1日目
ポーランド人とドイツ人とシンガポール人のカップルの4名と僕、ガイドとコックでいざ出発!
高級ホテルの裏山を登ると、グヌン・レウセル国立公園のゲートがありました。
グヌン・レウセル国立公園の生態系は非常に豊かで、多数の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫が暮らしています。
スマトラトラやスマトラサイといった絶滅危惧種が潜む熱帯雨林でもあります。
また、7月~10月にかけては世界最大の花「ラフレシア」が咲く場所です。
夕方には宿泊地に到着できるよう、オランウータンを探しながら、熱帯雨林を進みます。
一番最初に出会えた動物がこちら!
おしゃれなモヒカンヘアーが特徴的な小型のサル、トーマスリーフモンキーです!
常に食べ物を探しているようでした。
ジャングルの中での華やかな休憩
トレッキングではありますが、そこまでキツい坂道や崖などはありませんでした。
一番厳しかったのはジャングルの湿度です。
日差しは高い木によって遮られますが、熱帯雨林独特の嫌らしい湿気が常に身体を纏います。
脱水症状を起こさないように、水分補給はしっかりしましょう。
ガイドも適度に休憩の声をかけてくれました!
このツアーの良かった点の一つが、休憩や食事の際のガイドのおもてなし心です!
休憩では毎回フルーツを出してくれたのですが、おしゃれなフルーツカービングを施してくれました。
パイナップルやスイカなど、重たいフルーツを持ち歩いてガイドしてくれていたようです。
また、昼食はインドネシア料理のナシゴレンでした!
休憩時間も美味しく楽しく過ごすことができました。
スマトラオランウータンとの出会い
休憩やランチを挟みつつ、スマトラオランウータンを探します。
突然ガイドが立ち止まり、上の方を見ています。
あそこにオランウータンがいるよと言われ、
その方向をみると黒いもぞもぞした姿が、
高い木の上にスマトラオランウータンのオスの姿を確認できました!
オスには「フランジ」と呼ばれる顔のひだがあります。
警戒心が強いのか、僕らの方をかなり気にしてました。
と思ったら次の瞬間、赤褐色の物体がすぐ近くに寄ってきました!
オスはどうやら、地上付近にいたメスの様子を気にしていたようです。
基本的にオスは高い木の上で一日の多くを過ごすのに対し、
メスの行動は好奇心旺盛、自由奔放で時々観光客にいたづらしたり威嚇したりするそうです。
もう少し進むと、立派な髭、フランジを持つオスにも出会えました!
そしてさらに幸運なことが起きました。
地上には降りてくることは珍しいオランウータンですが、
なんと目の前に現れてくれました。
間近で観察することも大変貴重ですが、腕の中には生後数か月であろうベイビーの姿もありました。
人間と同じように優しく愛でています。
この親子が人間のエゴに巻き込まれないよう強く祈ります。
ジャングルのキャンプサイト
多数のオランウータンに出会えたので、予定より少し早めにキャンプ地に到着しました。
日によっては全く見られない時もあるそうで、ガイドもとても幸運だよと言ってました。
キャンプと言ってもすでに備え付けのテント(蚊帳付)は用意されており、特にやることはありません。
目の前に川があり、スイミングをしたり、ティーとフルーツ片手に話し合ったり、優雅な時間を過ごしました。
近くには小さな滝もありそこでも遊べます。
夜はキャンプファイヤーをしながら、みんなでインドネシア料理を堪能しました。
オランウータンジャングルトレッキング2日目はラフティング
2日目の朝、ガイドに少しだけオランウータン探しに行くか聞かれました。
疲れていたし暑いし、昨日はとても良い時間を過ごせたので、参加者全員でこの日はのんびりすることにしました。
午前中は各々本読んだり寝てたり、水浴びをしたり。
ランチ後に村へ戻ることになりました。
往路やジャングルを突き進みましたが、帰路はとても簡単です。
キャンプサイト目の前の川が村の中心の川に繋がっているため、
ラフティングして下り、村へと帰ります。
日差しを防ぐものが何もないのでとても暑かったですが、
川の流れはそこまで急ではなく、危ないと感じた箇所もなかったので、とても楽しいラフティングでした。
まとめ
1時間程ラフティングで川を下ると、見たことのある景色が見えてきました。
ブキッラワンの村の中心部に到着。
それぞれが宿泊している場所に一番近い川辺で降ろしてくれます!
チップについては、みんなで一律1,000円程渡しました。
貴重なスマトラオランウータンを観察でき、
ガイドのおもてなしによるインドネシア料理やフルーツを味わえるとても豪華なジャングルトレッキングでした。
またグヌン・レウセル国立公園とブキッラワンの村の雰囲気がとても心地よいです。
バリやジャカルタが有名なインドネシアですが、是非訪れてみてください!